9月24日(金)15時、台風15号(ディアンムー)はラオスで熱帯低気圧へ変わりました。
2021年はダブル台風やトリプル台風も発生し、いよいよ今後は日本直撃コースの多い秋台風に備えていかなければなりませんね。
日本の南側では海面温度も30度前後と高く、台風発生・発達の条件が揃っています。
こちらの記事では台風15号(ディアンムー)のたまご~台風の発生、現在地や最新情報、各情報機関での進路予想図についてまとめていきます。
米軍・ヨーロッパや気象庁などの進路予想図を紹介しながら、気になる日本への接近・上陸はいつなのかも追っていきますので、参考にして早めに備えてくださいね。
台風消滅まで最新情報を更新していきます。
9月23日(木)21時、マリアナ諸島で台風16号(ミンドゥル)が発生しました。
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台風15号(ディアンムー)2021の最新情報の進路予想図は?
ここからは台風15号(ディアンムー)の最新情報を随時更新していきます!
台風15号(ディアンムー)2021の9月24日15時現在の状況
9月24日(金)15時現在の情報です。
引用元:ウェザーニュース
台風15号(ディアンムー)は、ラオスで熱帯低気圧へ変わりました。
今後の日本への影響もなさそうです。
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台風15号(ディアンムー)2021の9月23日15時現在の状況
9月23日(木)15時現在の情報です。
【台風発生】
9月23日(木)15時、南シナ海で台風15号(ディアンムー)が発生しました。
大陸に上陸して勢力を落とし、熱帯低気圧に変わる予想です。日本への影響はありません。https://t.co/AIYKO3O50i pic.twitter.com/Z8csLgIUFJ— ウェザーニュース (@wni_jp) September 23, 2021
南シナ海で発達中だった熱帯低気圧が、9月23日(木)15時に台風15号(ディアンムー)となりました。
これまでの予想どおり今後の進路は西へ進むと見られ、大陸に上陸したあとは再び勢力を落として熱帯低気圧へ変わる見込みです。
日本への影響はなさそうです。
台風15号(ディアンムー)2021たまごの9月23日9時現在の状況
9月23日(木)9時現在の情報です。
【24時間以内に新たな台風発生か】
9月23日(木)9時現在、南シナ海で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。次に台風ができると「台風15号」と呼ばれることになります。https://t.co/LbP9Z4yV6X pic.twitter.com/C6LXn7A62E— ウェザーニュース (@wni_jp) September 23, 2021
南シナ海で熱帯低気圧が発生しており、24時間以内に台風にまで発達する可能性が高いと発表されています。次に台風発生となれば台風15号(ディアンムー)と呼ばれます。
現在のところは西に進むと見られ、明日24日(金)に台風発生と予想されているものの、大陸に上陸したあとは勢力を落とし、翌日25日(土)にはまた熱帯低気圧に変わると見られています。
引き続き情報を追っていきます。
米軍合同台風警戒センターJTWCの台風15号(ディアンムー)2021の進路図
米軍合同台風警戒センター(JTWC)が発表する台風情報を見ていきます。JTWCはアメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。
もとはアメリカ政府・アメリカ軍が利用するのためのツールですが、一般へも公開されており、誰でも簡単にワンクリックでアクセスが可能です。
下記は日本時間で9月23日(木)15時現在の米軍画像です。
【9月23日(木)15時】
南シナ海と太平洋にそれぞれ赤い矢印が見えています。TDは「TROPICAL DEPRESSION(熱帯低気圧)」の略で、どちらも台風へ発達する可能性が高いものです。
南シナ海の熱帯低気圧は日本でもすでに24時間以内に台風まで発達すると予想されており、こちらが台風15号(ディアンムー)となりそうです。→気象庁から15時に台風15号発生と発表されました。
太平洋がわの熱帯低気圧も台風となれば、こちらは台風16号(ミンドゥル)となります。
引き続き情報を追っていきます。
色のついた〇や赤い矢印によって現在の低圧部~熱帯低気圧の発達状況や、今後の発達予想を表しています。このシーズンは特に、こまめにチェックするといいかもしれません。
以下ご参考ください。
以下は米軍が発表している台風15号(ディアンムー)の進路予想です。
進路は南シナ海から西へ進むと予想です。
大陸へ上陸したあと明日24日(金)朝にはまた熱帯低気圧へ変わると解析されています。
日本への影響はなさそうですね。
その他の情報機関の進路予想図もあわせて見ていきましょう。
→台風16号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
→台風14号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
ヨーロッパ中期予報センターECMWFの台風15号(ディアンムー)2021の進路図
次にヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予想図です。ECMWFはスーパーコンピュータによる予報で、ヨーロッパだけでなく世界の各地域、アジアの予報も行っているのでぜひあわせてチェックしてみてください。
ECMWFは「世界一の数値予報精度」と言われているんですよ!
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は10日予報なので、時間が経つにつれて精度が落ちていきますが、10日先まで終えるのは助かりますよね。
以下は9月23日(木)9時の予報画像です。
【9月23日(木)9時】
引用元:(ECMWF)
米軍でも解析されています、南シナ海に台風15号(ディアンムー)のたまご、そしてグアム沖には台風16号(ミンドゥル)のたまごが解析されています。
3日ほど時間を進めて26日(日)の予報を見てみると、台風15号(ディアンムー)に関してはほぼ消滅してますが、台風16号(ミンドゥル)は大きく発達しているのが分かります。
【9月26日(日)9時予報】
引用元:(ECMWF)
台風15号(ディアンムー)は日本に接近する様子はなさそうですが、台風16号(ミンドゥル)は警戒が必要ですね。
引き続き調査していきます。
ECMWFのサイトへ飛んで、予想図右下の「▶」をクリックすると、10日分の予想画像を動画として見ることができます。ECMWFの日付けと時間も世界標準時刻で表示されているので、9時間を足して日本時間で確認してください。
最新の情報はこちらから▼
ヨーロッパ中期予報センター
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Windyの台風15号(ディアンムー)2021の進路予想
続いてWindyでの進路予想図です。Windyは前述の「ヨーロッパ中期予報センター/ECMWF」をモデルにしたツールで、パイロットや政府機関などこちらも幅広く利用されています。
以下の画像のように気圧とあわせて風向きも映像で見られるので、天気予報を視覚的に確認できておすすめです。見てるだけでもおもしろいですね。
▶️を押すと時間が進行して予報がみられます。また画像上をスクロールしながら好きな位置を確認することもできますよ。
現在は台風15号(ディアンムー)と、台風16号(ミンドゥル)のたまごが見えています。
【9月23日(木)】
こちらも3日後を見てみると、台風15号(ディアンムー)は西に向かい日本へ接近する様子はありませんが、一方で台風16号(ミンドゥル)と見られる渦が大きく発達しているのがわかります。
【9月26日(日)】
引き続き情報を追っていきます。
Windyは動きが目で見てよく分かりますので、ECMWFの進路予想と合わせて確認すると良さそうです。
画像の右上「風」をタップし、さらに風速をタップすると、台風の現在地・風の流れも確認できますのでご参考ください。
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気象庁の台風15号(ディアンムー)2021の進路予想
こちらは気象庁の予想図です。このあたりは日本でよく見る進路予想図なので、見やすいかもしれませんね。
日本の情報機関は、やはり日本語で台風の現在の位置や勢力などを知ることができるので、詳細は日本の情報で見て備えると良さそうです。
【9月23日(木)15時現在】
出典:気象庁
気象庁でも台風15号(ディアンムー)が解析されています。
進路は米軍やヨーロッパのツールと同じように西へ進む予想で、日本への影響はなさそうです。
以下の天気図では、TD=熱帯低気圧が2つ解析されています。
【9月23日(木)9時予報】
引用元:気象庁
左の南シナ海のものが台風15号(ディアンムー)のたまご、右のグアム沖の熱帯低気圧は台風16号(ミンドゥル)のたまごです。
両方今後台風へ発達する可能性が高いものですので、注意して見ていきましょう。→23日(木)15時に台風15号発生が発表されました。
→台風16号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
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日本気象協会の台風15号(ディアンムー)2021の進路予想
そして日本気象協会の進路予想です。
【9月23日(木)15時現在】
引用元:日本気象協会
日本気象協会の情報でも、台風15号(ディアンムー)は西に進むと見られ日本への影響はなさそうです。一方マリアナ諸島付近で発達中の熱帯低気圧についても発表しており、こちらは日本へ接近の可能性があります。
こちらも台風まで発達する可能性が高く、台風16号(ミンドゥル)発生が近いですので警戒が必要です。
→台風16号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
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ウェザーニュースの台風15号(ディアンムー)2021の予報
最後にウェザーニュースでの進路予想図と今後の予報です。
ツイッターでもお馴染みの方も多いかもしれませんね。お天気に関する様々な情報を提供をされています。
【9月23日(木)15時】
引用元:ウェザーニュース
ウェザーニュースでも台風15号(ディアンムー)の情報を公開しています。こちらでも進路は西へ進むと予想され、日本への影響はないと発表されています。
→台風16号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
→台風14号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
ウェザーニュースでは平年の台風の月別の発生数も届けており、8月の平均発生数は5.7個、9月も5個ということで、1年の中で1番台風の発生が多いシーズンと注意を呼び掛けています。
台風15号(ディアンムー)2021:海面水温は?
台風や熱帯低気圧の発達条件には、海面水温が非常に大きく関わっています。
以下は気象庁が発表している、海面水温の実況図です。
【9月22日(水)】
引用元:気象庁
日本列島の南の海面水温が真っ赤になっており、25度~30度以上あるのがよく分かります。台風は海面水温が26.5度以上で発生すると言われており、水温が高いと発生した弱い渦を発達させるのにも好都合です。
気象庁の公式ページで海面水温の実況図を都度確認できますので、ご参考ください。
→台風16号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
→台風14号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?
台風15号(ディアンムー)2021の名前の由来/意味は?
台風15号の名前は「ディアンムー/Dianmu」で、中国によって名付けられました。
中国神話に登場する、雷をつかさどる女神の名前だそうです。「電母=電気の母」「雷母=雷の母」という意味もあり、台風を警戒するための名前にぴったりかもしれませんね。
日本では台風を区別して呼ぶのに、数字を使って「台風〇号」と言うのが一般的ですね。気象庁では毎年その年でいちばん早く発生した台風を1号とし、その後は発生順に番号をつけていきます。
番号のほかにそれぞれの台風には名前がつけられており、2000年から現在のように名前がつくようになりました。
それまではアメリカが英語の人名をもとに名付けていたそうですが、2000年から環太平洋の国・地域が名前を出し合って全部で140の名前があり、順番に名前が当てられています。
台風15号(ディアンムー)2021:避難前に確認しておくことは?
台風はある程度、事前に備えたり対策が可能な災害です。
普段から防災グッズを準備されている方も多いかと思いますが、台風が近づきそうであれば避難前に今一度確認しておきましょう。
・非常持ち出し袋/防災バッグ
・夜間の停電に備えて懐中電灯
・懐中電灯が点灯するか
・断水に備えて飲み水や生活用水
・避難所で数日過ごせる持ち出し品
・数日分の非常食
・避難場所とそこまでの避難経路
・川沿いを避けた避難経路を確認
・避難経路は複数確保(目印も)
・ハザードマップを確認
・テレビ/スマホ/ラジオなどで最新情報を得る
・気象情報+交通情報を把握
など
台風15号(ディアンムー)2021:コロナ禍での避難に必要なものは?
通常の防災グッズに加えて昨今はコロナ禍ということで、どんなものを持ち出せばいいか難しいという方も多いかもしれません。
以下は一例ですがひとつの参考とし、準備しておきましょう。
・マスク
・体温計
・筆記用具
・記録用ノート
・手指消毒用アルコール
・石鹸/ハンドソープ
・ウェットティッシュ
・常備薬
・ビニール袋大小
・ビニール手袋
などなど…
手洗い用の石鹸は紙石鹸だとかさばらず、また軽いのでおすすめです。体温計や手洗い石鹸、飛沫防止マスク、手指アルコール消毒、共用部用にビニール手袋などは特に見直しておくと良さそうです。
避難所はあくまでも命を守るための場所ですので、危険が迫ったときには命を最優先に身ひとつでも避難しましょう。
台風15号(ディアンムー)2021の進路予想まとめ
9月24日(金)15時、台風15号(ディアンムー)はラオスで熱帯低気圧へ変わりました。
いよいよ秋台風のシーズンがやってきます。秋台風は日本直撃コースも増えて来ますので、今のうちからじゅうぶん対策しておくことが大切です。日本の南の海面水温も高く、台風発生・発達の条件も揃っています。
米軍の気象画像では、台風のたまごの発達度合いが一目で分かるようになっていますし、10日先まで予報しているヨーロッパの情報機関やWindyでも先々の予報が見られますので、ぜひ活用してみてください。
台風対策・防災への備えは早めにしておきましょう。
9月23日(木)21時、マリアナ諸島で台風16号(ミンドゥル)が発生しました。
→台風16号2021の最新進路と米軍ヨーロッパ・気象庁の予想!日本接近はいつ?