台風21号2024の最新進路予想!米軍ヨーロッパ&気象庁で比較&日本への影響は?

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2024年10月29日(火)9時現在、台風21号(コンレイ)が発生中です。

秋になってもまだまだ台風が多いシーズンです。特に秋台風は日本へ上陸する進路が多く、勢力も強い傾向があるので、事前に備えておかなくてはいけません。

台風21号(コンレイ)の進路が気になりますよね。

こちらでは、気象庁の情報と米軍およびヨーロッパの最新進路予想を比較し、日本への接近・上陸の可能性、日本への影響についてまとめています。

・台風21号2024(コンレイ)の現在地や最新情報
・台風21号2024(コンレイ)の米軍/ヨーロッパ/気象庁/Windyの進路予想
・台風21号2024(コンレイ)の日本接近/上陸はいつなのか

秋台風の特徴や平均数、台風への備えについても触れていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

熱帯低気圧/台風のたまご発生~台風発生~消滅まで最新情報を更新していきます。

目次

台風21号(コンレイ)2024最新情報の進路予想図は?

こちらでは2024年台風21号(コンレイ)の最新情報を更新していきます!

台風21号(コンレイ)2024の10月29日3時現在の状況

大型の台風21号(コンレイ)は、2024年10月29日(火)3時現在、フィリピンの東を西北西に向かってすすんでいます。

今後は非常に強い勢力にまで発達する予想で、沖縄・先島諸島付近を通過するとみられます。

台湾通過後は進路を東寄りに変える予想で、低気圧へと変化するものの、今週後半は前線と一体化して大雨になる可能性があります。

10月の台風の特徴は?

  1. 発生の頻度と経路:
    10月は、台風シーズンの終盤にあたり、太平洋高気圧の勢力が弱まるため、日本列島に接近する台風が増加します。夏の台風は南西諸島や西日本を通過することが多いですが、10月の台風は本州や東日本に接近・上陸することが多くなります。
  2. 勢力:
    10月の台風は、海水温がまだ高い状態が続くため、強い勢力を保ちながら接近することがあり、台風の影響を受ける地域では大雨や強風、高潮のリスクが高まります。
  3. 進行速度:
    10月の台風は、ジェット気流の影響を受けるため、速度が速くなる傾向があります。これにより、短時間で大きな被害をもたらす場合がありますが、逆に遅い速度で停滞する場合もあり、その場合は長時間にわたる雨が心配されます。

10月の台風の平均数は?

日本の気象庁のデータによれば、10月に発生する台風の平均数は3~4個程度です。そのうち、1~2個が日本に接近し、上陸する可能性があります。ただし、年によってはそれ以上の台風が発生することもあるため、油断は禁物です。

→過去の台風のデータベース

米軍合同台風警戒センターJTWCの台風21号(コンレイ)2024の進路図

米軍合同台風警戒センター(Joint Typhoon Warning Center/JTWC)が発表する台風情報を見ていきます!

JTWCはアメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。アメリカ政府・アメリカ軍が利用するのためのツールですが、一般へも公開されており、誰でも簡単にワンクリックでアクセスが可能です。

下記は日本時間で10月29日(火)6時30分現在の米軍画像です。

【10月29日(火)6時30分】

引用元:米軍合同台風警戒センター(JTWC)

ABPWの西部北太平洋エリアを見ていきます。

「TY23W”KONG-REY”」の赤い矢印が見えていますが、台風21号(コンレイ)です。

JTWCでは、色のついた〇や赤い矢印によって現在の低圧部~熱帯低気圧の発達状況や、今後の発達予想を表しています。このシーズンは特に、こまめにチェックすると良さそうです。

以下ご参考ください。

LOW(黄色の丸):24時間以内に台風・熱帯低気圧に発達する可能性は低い
MEDIUM(オレンジの丸):台風・熱帯低気圧になる可能性があるが、24時間以上かかる
HIGH(赤い丸):24時間以内に台風・熱帯低気圧に発達する可能性が高い
SUB TROPICAL(水色の丸):熱帯低気圧と台風の中間
赤矢印:熱帯低気圧・台風

通常は6時間おきに情報が発表されます。

上記の画像中央下に「28/2130Z」とありますが「28日/21:30」の意味で、世界標準時刻で表示されています。日本との時差である9時間を足したものが日本時間となりますので、上記の場合は「29日6:30」となります。

進路予想図の日付と時間も同じ見方となります。

以下、JTWCが発表している台風21号(コンレイ)の予想進路図です。日本とほぼ同じで11月1日ごろから進路を東よりに変えています。

引用元:米軍合同台風警戒センター(JTWC)

その他の情報機関の進路予想図もあわせて見ていきましょう。

ヨーロッパ中期予報センターECMWFの台風21号(コンレイ)2024の進路図

次にヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予想図です。ECMWFはスーパーコンピュータによる予報で、ヨーロッパだけでなく世界の各地域、アジアの予報も行っているのでぜひあわせてチェックしてみてください。

ECMWFは「世界一の数値予報精度」と言われています。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は10日予報なので、時間が経つにつれて精度が落ちていきますが、10日先まで終えるのは助かりますよね。

以下は、日本時間で10月28日(月)21時に発表された、11月2日(土)0時の天気予想図です。

【11月2日(土)0時00分予想】

引用元:ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

今週末には低気圧に変わっているのがわかります。台風ではなくなっていても、大雨の影響が残る可能性は高いので土砂災害などに警戒が必要です。

ECMWFのサイトへ飛んで、予想図下の「▶」をクリックすると、10日分の予想画像を動画として見ることができます。

ECMWFの日付けと時間も世界標準時刻で表示されているので、9時間を足して日本時間で確認してください。

10日分の予想を見た所、しばらくの間、日本の近くで熱帯低気圧の発生は見られません。引き続き調査していきます。

最新の情報はこちらから▼
ヨーロッパ中期予報センター

Windyの台風21号(コンレイ)2024の進路予想

続いてWindyでの進路予想図です。Windyは前述の「ヨーロッパ中期予報センター/ECMWF」をモデルにしたツールで、パイロットや政府機関などこちらも幅広く利用されています。

以下の画像のように気圧とあわせて風向きも映像で見られるので、天気予報を視覚的に確認できておすすめです。見てるだけでもおもしろいですね。

▶️を押すと時間が進行して予報がみられます。また画像上をスクロールしながら好きな位置を確認することもできますよ。

ヨーロッパのツールと同じように10日先まで予報していますが、こちらも日が経つほど精度が落ちますので、こまめにチェックしてみましょう。

Windyは動きが目で見てよく分かりますので、ECMWFの進路予想と合わせて確認すると良さそうです。

画像の右上「風」をタップし、さらに風速をタップすると、台風の現在地・風の流れも確認できますのでご参考ください。

気象庁の台風21号(コンレイ)2024の進路予想

こちらは気象庁の予想図です。このあたりは日本でよく見る進路予想図なので、見やすいかもしれませんね。

日本の情報機関は、やはり日本語で台風の現在の位置や勢力などを知ることができるので、詳細は日本の情報で見て備えると良さそうです。

引用元:気象庁の台風情報

気象庁でも台風21号(コンレイ)は西北西に進み、今週末の金曜日ごろから進路を東よりに変える予想です。

24時間~48時間予想の天気図でも確認できます。

以下は10月29日(火)発表の48時間天気予想図です。

【2024年10月30日(水)21時予想】

引用元:気象庁の天気図

明日の夜の段階では、まだ勢力の強い台風21号(コンレイ)が予想されています。

引き続き調査していきます。

日本気象協会の台風21号(コンレイ)2024の進路予想

そして日本気象協会の進路予想です。

【2024年10月29日9時現在】

引用元:日本気象協会

日本気象協会でも台風21号(コンレイ)の進路を発表しています。

→日本気象協会の台風情報

今後の情報も追っていきます。

ウェザーニュースの台風21号(コンレイ)2024の予報

最後にウェザーニュースでの進路予想図と今後の予報です。

ツイッターでもお馴染みの方も多いかもしれませんね。お天気に関する様々な情報を提供をされています。

引用元:ウェザーニュース

→ウェザーニュースの台風情報

ウェザーニュースでは平年の台風の月別の発生数も届けています。10月は台風の数は減ってくるものの、日本上陸の傾向が多く注意が必要です。

台風10号2021最新情報・平年の台風発生数

引用元:ウェザーニュース

台風21号(コンレイ)2024:海面水温は?

台風や熱帯低気圧の発達条件には、海面水温が非常に大きく関わっています。

以下は気象庁が発表している、海面水温の実況図です。

こちらは前日の海水温を知ることができます。

→気象庁発表の海面水温

日本の南の海面水温が高く、オレンジ~真っ赤になっているのが分かります。台風は海面水温が26.5度以上で発生すると言われており、水温が高いと発生した弱い渦を発達させるのにも好都合です。

気象庁の公式ページで海面水温の実況図を都度確認できますので、ご参考ください。

→気象庁「海面水温実況図」

台風21号(コンレイ)2024名前の由来/意味は?

台風21号2024には「コンレイ」の名称がついています。

名前の由来は、カンボジアが提案したもので、クメールの伝説上の少女の名前、またそれが元になった山の名前からとられています。

日本では台風を区別して呼ぶのに、数字を使って「台風〇号」と言うのが一般的ですね。気象庁では毎年その年でいちばん早く発生した台風を1号とし、その後は発生順に番号をつけていきます。

番号のほかにそれぞれの台風には名前がつけられており、2000年から現在のように名前がつくようになりました。

台風に名前をつける際の目的は、警報や予報をより理解しやすくするためです。

初めはアメリカが英語の人名をもとに名付けていたそうですが、2000年から環太平洋の国・地域がそれぞれ10個の名前を出し合って、全部で140の名前があり、順番に名前が当てられています。

各名前にはその国や地域の文化や言語に根ざした意味があります。

台風21号(コンレイ)2024:避難前に確認しておくことは?

台風はある程度、事前に予報などで進路や規模、被害が出るタイミングなど確認できるので対策が可能な災害です。

普段から地震などに備えて防災グッズを準備されている方も多いかと思いますが、台風が迫ってくるときには避難前に今一度見直しておきましょう。

1. 避難場所の確認

  • 避難所の場所: 自宅から最も近い避難所を確認し、避難経路を把握しておきましょう。自治体のウェブサイトや防災マップで確認できます。
  • 避難ルート: 台風の影響で道路が冠水したり、土砂崩れが発生したりする可能性があるため、複数の避難ルートを確認しておくと良いでしょう。

2. 非常用持ち出し袋の準備

  • 飲料水: 最低でも3日分(1人当たり1日2リットル)。
  • 食料: 保存のきく食料(缶詰、レトルト食品など)。
  • 救急セット: 応急処置ができるように、薬や絆創膏など。
  • ライトや電池: 停電時に備えて懐中電灯や予備の電池。
  • 貴重品: 現金、身分証明書、保険証など。
  • 携帯充電器: モバイルバッテリーも含めて。

3. 家屋の安全対策

  • 窓の補強: 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、シャッターを閉めたりして、強風による飛散物から守る。
  • 排水溝の確認: 排水溝や雨どいの掃除をしておくことで、雨水がスムーズに流れるようにする。
  • 庭の片付け: 強風で飛ばされそうな物(植木鉢、ガーデンチェアなど)は室内に移動。

4. 情報収集

  • 気象情報の確認: 気象庁やウェザーニュースなどの公式サイトで最新の台風情報を確認。
  • 自治体からの情報: 避難勧告や避難指示が出される場合があるため、自治体からの情報にも注意を払う。

5. 車の管理

  • 車の移動: 浸水の恐れがある場所に車を停めないようにし、高台や安全な場所に移動。
  • 燃料の確保: ガソリンを満タンにしておくと、緊急時に安心です。

6. 家族との連絡手段の確認

  • 連絡方法の決定: 家族と連絡が取れなくなった場合のために、連絡方法や集合場所を決めておく。

季節によって寒さ対策、暑さ対策、お年寄りや乳児、ペット連れの避難などでも大きく変わってきますので、定期的に見直すことをおすすめします。いざ懐中電灯を使おうとすると充電が切れている!なんてこともありますので、スマホ含め停電に備えて必要なものは事前に充電満タンにしておきましょう。

台風21号(コンレイ)2024:感染症対策時の避難に必要なものは?

通常の防災グッズに加えて、コロナ禍やインフルエンザ、感染症対策が必要な時はプラスして必要なものが出てきます。

以下は一例ですがひとつの参考とし、準備しておきましょう。

【コロナ禍や感染症対策時の避難持ち出しグッズ】
  • マスク
  • 体温計
  • 筆記用具
  • 記録用ノート
  • 手指消毒用アルコール
  • 石鹸/ハンドソープ
  • ウェットティッシュ
  • 常備薬
  • ビニール袋大小
  • ビニール手袋
    などなど…

手洗い用の石鹸は液体よりも紙石鹸だとかさばらず、軽いのでおすすめです◎

体温計や手洗い石鹸、飛沫防止マスク、手指アルコール消毒、共用部用にビニール手袋、あとはもしご自宅にあればパルスオキシメーターも持参できると安心かもしれません。

ただ、危険が迫った場合は命が最優先です。

備えは必要ですが、命の危険を感じたときには身ひとつでもすぐに避難しましょう。

台風21号(コンレイ)2024の進路予想まとめ

2024年10月29日(火)9時現在、台風21号(コンレイ)が発生中です。

引き続き情報を追っていきます。

台風はある程度事前に予想など知ることができますので、今のうちからじゅうぶん対策しておくことが大切です。日本の南の海面水温も徐々に高くなってきますので、台風発生・発達の条件も揃ってきます。

米軍の気象画像では、台風のたまごの発達度合いが一目で分かるようになっていますし、10日先まで予報しているヨーロッパの情報機関やWindyでも先々の予報が見られますので、ぜひ活用してみてください。

台風対策・防災への備えは早めにしておきましょう。

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