2024年も少しずつ春が近づき、まもなく熱帯低気圧が発生しやすいシーズンです。
昨年は4月に台風1号が発生し、2月半ばには台風のたまごである熱帯低気圧も発生したので、そろそろ2024年の台風情報が気になる方も多いでしょう。
今後は日本の南の海面水温もどんどんと上がり、台風シーズンに向けて早めの備えが必要です。
台風発生の際は、日本への接近・上陸の可能性、最新の進路や日本への影響が気になりますよね。
- 台風1号2024たまご(イーウィニャ)の現在地や最新情報
- 台風1号2024たまご(イーウィニャ)の米軍/ヨーロッパ/気象庁/Windyの進路予想
- 台風1号2024たまご(イーウィニャ)の日本接近/上陸はいつなのか
についてまとめていきます。
台風のたまご発生~台風発生~消滅まで最新情報を更新していきますので、こちらを参考に早めに対策してくださいね。
台風1号(イーウィニャ)2024たまご最新情報の進路予想図は?
こちらでは2024年の台風1号(イーウィニャ)の最新情報を更新していきます!
台風1号(イーウィニャ)2024たまごの2月21日10時現在の状況
台風1号(イーウィニャ)2024たまごの発生はありません。
引用元:ウェザーニュース
ウェザーニュースを確認したところ、今のところは台風のたまごとなる熱帯低気圧の発生もありません。
台風1号(イーウィニャ)2024たまごの発生はいつ?
台風は春先は低緯度で発生し、西に進んでフィリピン方面へ向かう傾向がありますが、夏が近付くと日本の南の海面水温が上昇し、台風が発生する緯度も高くなります。
夏になると太平洋高気圧のまわりを回って、日本へと北上する台風が増えるのです。
台風のたまごとなる熱帯低気圧の発生は、2月ごろから増えてきますが、それが台風になるのは4月ごろからです。
例年、台風発生や日本列島への接近、上陸ともに7月~10月にかけて最も多くなります。
ただ、条件によっては1年中台風発生の可能性はあり得ますので、日頃から防災対策をしっかりしておくことが大切です。
米軍合同台風警戒センターJTWCの台風1号(イーウィニャ)2024たまごの進路図
米軍合同台風警戒センター(Joint Typhoon Warning Center/JTWC)が発表する台風情報を見ていきます!
JTWCはアメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。アメリカ政府・アメリカ軍が利用するのためのツールですが、一般へも公開されており、誰でも簡単にワンクリックでアクセスが可能です。
下記は日本時間で2月19日(月)20時30分現在の米軍画像です。
【2月19日(月)20時30分】
ABPWの西部北太平洋エリアを見ていきます。
96Pや97Pと記された黄色い○が見えていますが、すぐに台風発生となる可能性は低い低気圧です。
色のついた〇や赤い矢印によって現在の低圧部~熱帯低気圧の発達状況や、今後の発達予想を表しています。このシーズンは特に、こまめにチェックすると良さそうです。
以下ご参考ください。
その他の情報機関の進路予想図もあわせて見ていきましょう。
ヨーロッパ中期予報センターECMWFの台風1号(イーウィニャ)2024たまごの進路図
次にヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予想図です。ECMWFはスーパーコンピュータによる予報で、ヨーロッパだけでなく世界の各地域、アジアの予報も行っているのでぜひあわせてチェックしてみてください。

ECMWFは「世界一の数値予報精度」と言われているんですよ!
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は10日予報なので、時間が経つにつれて精度が落ちていきますが、10日先まで終えるのは助かりますよね。
現在のところ、ECMWFを確認しても台風発生は確認できません。
ECMWFのサイトへ飛んで、予想図下の「▶」をクリックすると、10日分の予想画像を動画として見ることができます。ECMWFの日付けと時間も世界標準時刻で表示されているので、9時間を足して日本時間で確認してください。
最新の情報はこちらから▼
ヨーロッパ中期予報センター
Windyの台風1号(イーウィニャ)2024たまごの進路予想
続いてWindyでの進路予想図です。Windyは前述の「ヨーロッパ中期予報センター/ECMWF」をモデルにしたツールで、パイロットや政府機関などこちらも幅広く利用されています。
以下の画像のように気圧とあわせて風向きも映像で見られるので、天気予報を視覚的に確認できておすすめです。見てるだけでもおもしろいですね。
▶️を押すと時間が進行して予報がみられます。また画像上をスクロールしながら好きな位置を確認することもできますよ。
ヨーロッパのツールと同じように10日先まで予報していますが、こちらも日が経つほど精度が落ちますので、こまめにチェックしてみましょう。
Windyは動きが目で見てよく分かりますので、ECMWFの進路予想と合わせて確認すると良さそうです。
画像の右上「風」をタップし、さらに風速をタップすると、台風の現在地・風の流れも確認できますのでご参考ください。
気象庁の台風1号(イーウィニャ)2024たまごの進路予想
こちらは気象庁の予想図です。このあたりは日本でよく見る進路予想図なので、見やすいかもしれませんね。
日本の情報機関は、やはり日本語で台風の現在の位置や勢力などを知ることができるので、詳細は日本の情報で見て備えると良さそうです。
気象庁でも現在のところ、台風や台風のたまごの発生は発表されていません。
引き続き調査していきます。
日本気象協会の台風1号(イーウィニャ)2024たまごの進路予想
そして日本気象協会の進路予想です。
こちらでも現在のところ、台風や、台風のたまごとなる熱帯低気圧の発生は解析されていません。
今後の情報も追っていきます。
ウェザーニュースの台風1号(イーウィニャ)2024たまごの予報
最後にウェザーニュースでの進路予想図と今後の予報です。
ツイッターでもお馴染みの方も多いかもしれませんね。お天気に関する様々な情報を提供をされています。
ウェザーニュースでは平年の台風の月別の発生数も届けています。1年の中で1番台風の発生が多いピークのシーズンはまだこれからですが、注意を呼び掛けています。
引用元:ウェザーニュース
台風1号(イーウィニャ)2024たまご:海面水温は?
台風や熱帯低気圧の発達条件には、海面水温が非常に大きく関わっています。
以下は気象庁が発表している、海面水温の実況図です。
こちらは前日の海水温を知ることができます。
日本の南の海面水温が高く、オレンジ~真っ赤になっているのが分かります。台風は海面水温が26.5度以上で発生すると言われており、水温が高いと発生した弱い渦を発達させるのにも好都合です。
気象庁の公式ページで海面水温の実況図を都度確認できますので、ご参考ください。
台風1号(イーウィニャ)2024たまご名前の由来/意味は?
台風1号2024には「イーウィニャ」の名称がついています。
ミクロネシアによって名付けられ、「嵐の神」という意味があります。
日本では台風を区別して呼ぶのに、数字を使って「台風〇号」と言うのが一般的ですね。気象庁では毎年その年でいちばん早く発生した台風を1号とし、その後は発生順に番号をつけていきます。
番号のほかにそれぞれの台風には名前がつけられており、2000年から現在のように名前がつくようになりました。
それまではアメリカが英語の人名をもとに名付けていたそうですが、2000年から環太平洋の国・地域が名前を出し合って全部で140の名前があり、順番に名前が当てられています。
台風1号(イーウィニャ)2024たまご:避難前に確認しておくことは?
台風はある程度、事前に予報などで進路や規模、被害が出るタイミングなど確認できるので対策が可能な災害です。
普段から地震などに備えて防災グッズを準備されている方も多いかと思いますが、台風が迫ってくるときには避難前に今一度見直しておきましょう。
- 非常持ち出し袋/防災バッグ
- 夜間の停電に備えて懐中電灯
- 懐中電灯が点灯するか
- 断水に備えて飲み水や生活用水
- 避難所で数日過ごせる持ち出し品
- 数日分の非常食
- 避難場所とそこまでの避難経路
- 川沿いを避けた避難経路を確認
- 避難経路は複数確保(目印も)
- ハザードマップを確認
- テレビ/スマホ/ラジオなどで最新情報を得る
- 気象情報+交通情報を把握
など
台風1号(イーウィニャ)2024たまご:コロナ禍や感染症対策時の避難に必要なものは?
通常の防災グッズに加えて、コロナ禍やインフルエンザ、感染症対策が必要な時はプラスして必要なものが出てきます。
以下は一例ですがひとつの参考とし、準備しておきましょう。
- マスク
- 体温計
- 筆記用具
- 記録用ノート
- 手指消毒用アルコール
- 石鹸/ハンドソープ
- ウェットティッシュ
- 常備薬
- ビニール袋大小
- ビニール手袋
などなど…
手洗い用の石鹸は液体よりも紙石鹸だとかさばらず、軽いのでおすすめです◎
体温計や手洗い石鹸、飛沫防止マスク、手指アルコール消毒、共用部用にビニール手袋、あとはもしご自宅にあればパルスオキシメーターも持参できると安心かもしれません。
ただ、危険が迫った場合は命が最優先です。
備えは必要ですが、命の危険を感じたときには身ひとつでもすぐに避難しましょう。
台風1号(イーウィニャ)2024たまごの進路予想まとめ
2024年2月21日(水)10時現在、台風1号(イーウィニャ)のたまごの発生は発表されていません。
引き続き調査していきます。
台風はある程度事前に予想など知ることができますので、今のうちからじゅうぶん対策しておくことが大切です。日本の南の海面水温も徐々に高くなってきますので、台風発生・発達の条件も揃ってきます。
米軍の気象画像では、台風のたまごの発達度合いが一目で分かるようになっていますし、10日先まで予報しているヨーロッパの情報機関やWindyでも先々の予報が見られますので、ぜひ活用してみてください。
台風対策・防災への備えは早めにしておきましょう。