2022年は早々に各所で梅雨明けを迎え、まだまだ夏も序盤なのにも関わらず猛暑日が続いて大変です。
日本の南の海面水温もどんどんと上がり、いよいよ台風シーズンが本格的に近付いてきました。
7月3日(日)あさ6時現在、那覇市の西海上で台風4号(アイレー)が発生中です。九州~西日本へ接近・上陸の可能性があり、今後の進路や日本への影響が気になりますね。
こちらの記事では
- 台風4号(アイレー)の現在地や最新情報
- 台風4号(アイレー)の米軍/ヨーロッパ/気象庁/Windyの進路予想
- 台風4号(アイレー)の日本接近/上陸はいつなのか
についてまとめていきます。
台風消滅まで毎日最新情報を更新していきますので、こちらを参考に早めに対策してくださいね。
※台風4号(アイレー)は7月5日(火)9時に温帯低気圧へ変わりました。
台風4号(アイレー)2022最新情報の進路予想図は?
こちらでは2022年の台風4号(アイレー)の最新情報を更新していきます!
台風4号(アイレー)2022の7月5日9時現在の状況
7月5日(火)あさ9時現在の情報です。
【台風情報】台風4号(アイレー)は7月5日(火)9時に温帯低気圧に変わりました。湿った空気の流れ込みやすい状況に変化はなく、引き続き大雨への警戒が必要です。https://t.co/Yc04n1dbF2 pic.twitter.com/qKo0gyx4pV
— ウェザーニュース (@wni_jp) July 5, 2022
台風4号(アイレー)は温帯低気圧へと変わりました。
台風4号(アイレー)2022の7月4日12時現在の状況
7月4日(月)12時現在の情報です。
引用元:ウェザーニュース
台風4号(アイレー)は東シナ海に位置し、時速20kmで北北東に向かって進んでいます。
発達のピークは越えてすでに勢力は衰えてきており、6日(水)には温帯低気圧に変わる見込みです。
ただ湿った空気が本州へと流れ込む影響もあり、7日(木)にかけては西日本~東日本の太平洋側を中心に大雨となるおそれがあります。
台風が消滅しても土砂災害や浸水被害などの可能性は残りますので、今後も最新の情報をチェックしてください。
台風4号(アイレー)2022の7月3日6時現在の状況
7月3日(日)あさ6時現在の情報です。
【台風情報】
7月3日(日)6時現在、台風4号(アイレー)は沖縄県那覇市の西の海上を北北西に進んでいます。
沖縄本島では台風の中心が離れたものの、本島の南東側に活発な雨雲があり、雨が強まる可能性があるため注意してください。今週は西、東日本で大雨のおそれがあります。https://t.co/hsUA2PQ7jF pic.twitter.com/80T6lHQiXK— ウェザーニュース (@wni_jp) July 2, 2022
昨夜23時頃に沖縄本島付近を通過した台風4号(アイレー)は、
沖縄県那覇市の西海上に位置している台風4号(アイレー)は、時速20kmで北北西に進んでいます。
昨夜23時ごろに沖縄本島付近を通過しており、現在は台風の中心から離れてはいますが、台風を取り巻く活発な雨雲の影響でまだまだ雨が強まる可能性があります。
今週前半には進路を東寄りに変えて九州地方に接近・上陸するおそれがあります。まだ進路予想も予報円が大きく不確実性が高いので、今後の情報をこまめにチェックしてください。
台風4号(アイレー)2022の7月2日15時現在の状況
7月2日(土)15時現在の情報です。
引用元:ウェザーニュース
台風4号(アイレー)は現在、沖縄県那覇市の東に位置しており、時速25kmで北北西に向かって進んでいます。
今後もさらに発達すると見られ、進路は北よりに進みながら今夜にも沖縄へと接近する見込みです。
沖縄本島では大雨になるおそれもあり、強風など荒れた天気に警戒してください。
あわせて土砂災害や浸水、飛来物への対策も必要です。ハザードマップを確認しながら停電にも備えておきましょう。
その後の進路は北東寄りに変わると予想。
来週の前半あたりには九州地方へ最接近すると見られます。台風に向かって湿った暖かい空気が流れ込み、九州地方でも大雨への注意が必要です。
引き続き情報を追っていきます。
台風4号(アイレー)2022の7月2日0時現在の状況
7月2日(土)午前0時現在の情報です。
引用元:ウェザーニュース
台風4号(アイレー)は現在、南大東島の南を時速25kmで北に向かって進んでいます。
今後もさらに発達しながら北進すると見られ、7月2日~3日にかけての週末には沖縄地方へ接近すると予想です。
沖縄本島ではじきに強風や強い雨など荒れた天気になりますので、今のうちに対策しておきましょう。
沖縄通過後は進路を東寄りになる予想で、来週明け~前半に九州地方へと接近する見込みです。台風に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州地方では来週前半にかけて雨が強くなりそうです。
引き続き情報を追っていきます。
米軍合同台風警戒センターJTWCの台風4号(アイレー)2022の進路図
米軍合同台風警戒センター(Joint Typhoon Warning Center/JTWC)が発表する台風情報を見ていきます!
JTWCはアメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。アメリカ政府・アメリカ軍が利用するのためのツールですが、一般へも公開されており、誰でも簡単にワンクリックでアクセスが可能です。
下記は日本時間で7月2日(土)午前3時00分現在の米軍画像です。
【7月2日(土)午前3時00分】
ABPWの西部北太平洋エリアを見ていきます。
赤い矢印が2つ見えていますが、右側の「TS05W”AERE”」が現在沖縄に接近中の台風4号(アイレー)です。
左側にも「TS04W”CHABA”」の赤矢印が見えていますが、こちらは先に発生している台風3号(チャバ)です。
色のついた〇や赤い矢印によって現在の低圧部~熱帯低気圧の発達状況や、今後の発達予想を表しています。このシーズンは特に、こまめにチェックすると良さそうです。
以下ご参考ください。
以下はJTWCの進路予想図です。
現在、台風4号(アイレー)は北北西方向に進んで沖縄へ接近していますが、日本時間7月3日(日)の夜ごろを境に進路が北東方向へとカーブする予想です。
九州から本州へと上陸しそうな予想図ですので、今後の情報に警戒してください。
その他の情報機関の進路予想図もあわせて見ていきましょう。
ヨーロッパ中期予報センターECMWFの台風4号(アイレー)2022の進路図
次にヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予想図です。ECMWFはスーパーコンピュータによる予報で、ヨーロッパだけでなく世界の各地域、アジアの予報も行っているのでぜひあわせてチェックしてみてください。
ECMWFは「世界一の数値予報精度」と言われているんですよ!
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は10日予報なので、時間が経つにつれて精度が落ちていきますが、10日先まで終えるのは助かりますよね。
以下は7月1日21時現在の気象画像です。
引用元:(ECMWF)
数日進めてみるとこちらでも7月3日ごろを境に北東よりへ進路を変えて日本に接近しそうな予想です。
ECMWFのサイトへ飛んで、予想図下の「▶」をクリックすると、10日分の予想画像を動画として見ることができます。ECMWFの日付けと時間も世界標準時刻で表示されているので、9時間を足して日本時間で確認してください。
最新の情報はこちらから▼
ヨーロッパ中期予報センター
Windyの台風4号(アイレー)2022の進路予想
続いてWindyでの進路予想図です。Windyは前述の「ヨーロッパ中期予報センター/ECMWF」をモデルにしたツールで、パイロットや政府機関などこちらも幅広く利用されています。
以下の画像のように気圧とあわせて風向きも映像で見られるので、天気予報を視覚的に確認できておすすめです。見てるだけでもおもしろいですね。
▶️を押すと時間が進行して予報がみられます。また画像上をスクロールしながら好きな位置を確認することもできますよ。
現在は沖縄の南海上で発達中の台風4号(アイレー)が渦巻いているのが分かります。時間を進めてみると沖縄を通過し、発達のピークを越えながら本州へ接近する様子が分かりますね。
ヨーロッパのツールと同じように10日先まで予報していますが、こちらも日が経つほど精度が落ちますので、こまめにチェックしてみましょう。
Windyは動きが目で見てよく分かりますので、ECMWFの進路予想と合わせて確認すると良さそうです。
画像の右上「風」をタップし、さらに風速をタップすると、台風の現在地・風の流れも確認できますのでご参考ください。
気象庁の台風4号(アイレー)2022たまごの進路予想
こちらは気象庁の予想図です。このあたりは日本でよく見る進路予想図なので、見やすいかもしれませんね。
日本の情報機関は、やはり日本語で台風の現在の位置や勢力などを知ることができるので、詳細は日本の情報で見て備えると良さそうです。
【7月2日(土)午前3時現在】
出典:気象庁
台風4号(アイレー)は気象庁でも来週の前半あたりで進路を東寄りに変えて、九州~本州へと上陸しそうな進路予想です。
以下の天気図でも台風4号が解析されています。
【7月1日(金)21時実況】
引用元:気象庁
【7月3日(日)21時予想】
引用元:気象庁
引き続き調査していきます。
日本気象協会の台風4号(アイレー)2022の進路予想
そして日本気象協会の進路予想です。
【7月2日(土)午前3時現在】
引用元:日本気象協会
日本気象協会の情報でも、台風4号(アイレー)が解析されており、沖縄通過後は3日の夜遅くから4日週明けにかけて徐々に進路を変えて、九州~本州を横断する予想図です。
今後の情報に警戒してください。
ウェザーニュースの台風4号(アイレー)2022の予報
最後にウェザーニュースでの進路予想図と今後の予報です。
ツイッターでもお馴染みの方も多いかもしれませんね。お天気に関する様々な情報を提供をされています。
【7月1日(金)15時現在】
【台風情報】
7月1日(金)15時現在、台風4号(アイレー)は日本の南をゆっくりと北上しています。明日2日(土)から3日(日)に沖縄に接近する見通しです。猛発達する台風ではないものの、台風接近時には風が強まり、土砂降りの雨が降って大雨となるおそれがあるため注意が必要です。https://t.co/GAYt20WXqz pic.twitter.com/e6M00lrJ6r— ウェザーニュース (@wni_jp) July 1, 2022
引用元:ウェザーニュース
ウェザーニュースでは平年の台風の月別の発生数も届けています。1年の中で1番台風の発生が多いピークのシーズンはまだこれからですが、注意を呼び掛けています。
引用元:ウェザーニュース
台風4号(アイレー)2022:海面水温は?
台風や熱帯低気圧の発達条件には、海面水温が非常に大きく関わっています。
以下は気象庁が発表している、海面水温の実況図です。
こちらは前日の海水温を知ることができます。7月1日に確認しましたので前日6月30日の海水温です。
【6月30日(木)】
引用元:気象庁
日本の南の海面水温がとても高く真っ赤になっているのが分かります。台風は海面水温が26.5度以上で発生すると言われており、水温が高いと発生した弱い渦を発達させるのにも好都合です。
気象庁の公式ページで海面水温の実況図を都度確認できますので、ご参考ください。
台風4号(アイレー)2022名前の由来/意味は?
台風4号2022には「アイレー/AERE」の名称がついています。
アメリカに名付けられた名称で「嵐」という意味があります。
日本では台風を区別して呼ぶのに、数字を使って「台風〇号」と言うのが一般的ですね。気象庁では毎年その年でいちばん早く発生した台風を1号とし、その後は発生順に番号をつけていきます。
番号のほかにそれぞれの台風には名前がつけられており、2000年から現在のように名前がつくようになりました。
それまではアメリカが英語の人名をもとに名付けていたそうですが、2000年から環太平洋の国・地域が名前を出し合って全部で140の名前があり、順番に名前が当てられています。
台風4号(アイレー)2022:避難前に確認しておくことは?
台風はある程度、事前に予報などで進路や規模、被害が出るタイミングなど確認できるので対策が可能な災害です。
普段から地震などに備えて防災グッズを準備されている方も多いかと思いますが、台風が迫ってくるときには避難前に今一度見直しておきましょう。
・非常持ち出し袋/防災バッグ
・夜間の停電に備えて懐中電灯
・懐中電灯が点灯するか
・断水に備えて飲み水や生活用水
・避難所で数日過ごせる持ち出し品
・数日分の非常食
・避難場所とそこまでの避難経路
・川沿いを避けた避難経路を確認
・避難経路は複数確保(目印も)
・ハザードマップを確認
・テレビ/スマホ/ラジオなどで最新情報を得る
・気象情報+交通情報を把握
など
台風4号(アイレー)2022:コロナ禍での避難に必要なものは?
通常の防災グッズに加えて、コロナ禍の現在はプラスして必要なものが出てきます。
以下は一例ですがひとつの参考とし、準備しておきましょう。
・マスク
・体温計
・筆記用具
・記録用ノート
・手指消毒用アルコール
・石鹸/ハンドソープ
・ウェットティッシュ
・常備薬
・ビニール袋大小
・ビニール手袋
などなど…
手洗い用の石鹸は液体よりも紙石鹸だとかさばらず、軽いのでおすすめです◎
体温計や手洗い石鹸、飛沫防止マスク、手指アルコール消毒、共用部用にビニール手袋、あとはもしご自宅にあればパルスオキシメーターも持参できると安心かもしれません。
ただ、危険が迫った場合は命が最優先です。
備えは必要ですが、命の危険を感じたときには身ひとつでもすぐに避難しましょう。
台風4号(アイレー)2022の進路予想まとめ
7月2日(土)午前3時現在、台風4号(アイレー)が日本の南海上で発生中です。現在は北に向かって進んでおり、この週末に沖縄へ接近する見込みです。
沖縄通過後は徐々に進路を東寄りに変えて、九州~本州上陸の可能性があります。
引き続き調査していきます。
台風はある程度事前に予想など知ることができますので、今のうちからじゅうぶん対策しておくことが大切です。日本の南の海面水温も徐々に高くなってきますので、台風発生・発達の条件も揃ってきます。
米軍の気象画像では、台風のたまごの発達度合いが一目で分かるようになっていますし、10日先まで予報しているヨーロッパの情報機関やWindyでも先々の予報が見られますので、ぜひ活用してみてください。
台風対策・防災への備えは早めにしておきましょう。