コロナ感染拡大が心配されながらも、東京オリンピックは開催に向け準備が進められています。
選手側も完全に不安が消えない中ですが、これまで鍛えぬいてきた力を発揮し、続々と出場切符を手にしています。
6月20日には、米国代表選考会でトレイボン・ブロメル(Trayvon Jaquez Bromell)選手が陸上男子短距離100mで東京オリンピック出場を決めました。
ここではそんなトレイボン・ブロメル選手の経歴や記録を含めた基本的なプロフィール、そして年収や家族についてもまとめてみました。ぜひ最後まで読んでみてください。
トレイボン・ブロメル選手が陸上100m男子の東京オリンピック金メダル候補!
“He’s (@TrayvonBromell) been a talent over the years and proven himself to be good. But he’s had some bad injuries. He’s showing up this season. I’m looking forward to seeing him in the Olympics,” said sprint legend @usainbolt. #Tokyo2020 https://t.co/B1rdC5ocSo pic.twitter.com/ynVWM3KrMR
— Firstpost Sports (@FirstpostSports) June 25, 2021
トレイボン・ブロメル選手は現在100m9秒77,200m20秒03の記録を持っています。
100mの記録はアメリカでは歴代4位、世界ランキングでは第7位というランクになります。
2015年には北京世界選手権男子銅メダリストにも輝きました。100mではU20の世界記録保持者でもあります。
オリンピック出場をかけた選考会では、9秒80をマークして出場切符を手に入れました。現在一番金メダルに近い選手だと言えるでしょう。
NBとエンドースメント契約した選手がチャンピオン獲ったの初めてだろう。
米男子100メートル決勝(6/20)
1位トレイボン・ブロメル
タイム:9秒80 pic.twitter.com/JPE70uG76x— Yukinobu NISHIO (@yukinobunishio) June 23, 2021
そんなトレイボン・ブロメル選手のライバルの1人ともいえる日本人選手は山縣亮太選手です。
【#山縣亮太 選手 速報】
第105回 日本陸上競技選手権大会
男子100m 決勝山縣亮太
3着
10.27(+0.2)山縣選手は3位でした‼️
見事に夏の大舞台への切符を獲得しました✨㊗️
応援ありがとうございました😭#Seiko pic.twitter.com/Y8WH1NVktp— セイコースポーツ (@sports_seiko) June 25, 2021
山縣亮太選手は100m9秒95という日本記録保持者です。
日本対アメリカの白熱の戦いを見ることができるかもしれませんね。
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)のwikiプロフィール・身長や体重は?
NewBalance「SD200」は北京世界陸上で男子100mにて銅メダルを獲得した、
アメリカ代表トレイボン・ブロメル選手着用モデルとなっております!
世界で活躍しているスパイクを履いて、自己ベストを更新しよう!!!#NB #ブロメル #エイコースポーツ pic.twitter.com/Yr4oon7LgP— エイコースポーツ陸上・ランニング (@eikosportsa2) March 23, 2017
トレイボン・ブロメル選手の基本的なプロフィールを紹介します。
国籍:アメリカ合衆国
生年月日:1995年7月10日
年齢:29歳
出身地:フロリダ州セントピーターズバーグ
競技:陸上競技 短距離走
身長:およそ173㎝
体重:およそ71㎏
トレイボン・ブロメル選手は陸上競技を10歳から始めたといいます。子どもの頃は陸上に限らず、リトルリーグなどのスポーツにも取り組んでいました。
高校時代はアメリカンフットボールにも取り組んでいたそうです。しかし身長が思うように伸びなかったことからも陸上競技に専念することを決めたそうです。
いろいろなスポーツを経験した中で陸上という競技にたどり着いたんですね。
走り方にも注目されている期待の選手です。
【選手分析】海外選手編
トレイボン・ブロメル選手彼は世界トップクラスのスタート技術を持つ。スイング動作に無駄な動きがなく、股関節の可動域を最大限生かした伸長・収縮動作を行う
体が起き上がる二次加速区間で足を前に出す動作が顕著に見られるのが特徴
#陸上 #短距離 #動画分析 pic.twitter.com/BntWV7IgHv— ヒロム100mスプリンター【ヒロヒロチャンネル】 (@AdviserSprint) April 14, 2020
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)の高校・大学・プロ転校後の記録や陸上経歴
トレイボン・ブロメル選手は学生時代にも多くの成績を収めています。陸上の記録や経歴を詳しくみていきましょう。
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)の高校時代の記録
トレイボン・ブロメル選手にとって高校時代は1年生の時に負傷した怪我との戦いと、その復帰の時代でした。
怪我から復帰したのは2012年。5月に行われた高校選手権でした。
トレイボン・ブロメル選手は100mで第2位、200mで第4位という記録を残し、素晴らしい復帰となりました。
また、2013年にも男子100m初の州タイトルを獲得。さらにグレートサウスウエストクラシックでは、追い風参考記録となり公認ではありませんが全米高校記録を抜く9.99を記録し、“10秒の壁”を破るアメリカ史上初の高校生となりました。
これらの輝かしい活躍から、ゲータレード全米最優秀男子陸上競技選手賞も受賞しています。
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)の大学時代の記録
多くの大学の誘いの中から、トレイボン・ブロメル選手が進学先として選んだのはベイラー大学でした。
大学時代、2003年に行われたビッグ12カンファレンス選手権の男子100mでは追い風参考記録9.77を記録。公認ではありませんが、公認で9秒台となるのも時間の問題だという印象を与えた出来事となりました。
そしてその年のNCAA選手権での予選で9秒92を記録、その2日後の決勝で9秒97を記録し、ついに公認記録9秒台をマークすることとなったのです。
2015年には全米選手権決勝で9.96を記録し第2位となり、初のシニアアメリカ代表の座をつかみます。
シニア世界大会デビュー戦となった北京世界選手権では、緊張からタイムを落とすも決勝に進出し、ウサイン・ボルト選手やジャスティン・ガトリン選手に続いて、アンドレ・ドグラス選手とともにゴールラインを越えます。
記録はアンドレ・ドグラス選手と同着の3位となりました。
タイムは9.92を記録しています。
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)の大学卒業後からプロ転向後の記録
トレイボン・ブロメル選手は2015年10月にプロ選手へと転向されました。
転向後、2016年にはリオデジャネイロオリンピックへ出場を果たします。
予選を10秒13で突破し、準決勝は10秒01で決勝に進出。しかし決勝戦ではアキレス腱を痛めるというアクシデントもあり、10秒06という記録で第8位となりました。
ちなみにこの時の一位はウサイン・ボルト選手でした。
オリンピック後にはアキレス腱の手術をしています。
そして2017年に行われた全米選手権が手術後の復帰戦となりました。
しかしタイムは伸びず、ロンドン世界選手権アメリカ代表の座は勝ち取ることができませんでした。
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)の家族構成、父親・母親・兄弟は?
トレイボン・ブロメル選手の家族については、お父さんとお母さんについての情報がありました。
トレイボン・ブロメル選手のご両親は、お二人ともスポーツに携わっていた方です。
お父さんはプロのフットボール選手でした。その影響からか、トレイボン・ブロメル選手も学生の頃にフットボールにも取り組んでいた過去があります。
そしてお母さんは高校時代、陸上で短距離走に取り組んでいたそうです。
トレイボン・ブロメル選手はお母さんと同じ道を進んだことになりますね。ご両親としても息子が自分たちと同じアスリートの世界で活躍してくれるということはとても嬉しいことでしょう。
お父さんは2014年に心臓発作でお亡くなりになったそうです。きっと天国からオリンピックでの活躍を応援してくれるでしょう。
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)の年収は?
トレイボン・ブロメル選手の年収についての情報はありません。オリンピック出場をも成し遂げる陸上選手の年収は、どれぐらいなのか想像もつきませんね。
一般的に陸上選手は実業団に所属し、年収は一般サラリーマンと同程度のものといわれています。金額にすると平均で年収400万ぐらいですね。
アメリカでもアメフトやサッカーに比べると陸上選手の給料は少なめだといいます。
しかし陸上界の大物であるウサイン・ボルト選手の年収は、推定年収がおよそ20億から30億だとも予想されていました。
これはレースの賞金だけでなく、有名企業とのスポンサー契約により発生した金額が大きいのでしょう。
トレイボン・ブロメル選手もオリンピック出場決定や今後の活躍により、これから年収が跳ね上がってきそうですね。
トレイボン・ブロメル選手(陸上100m男子)まとめ
トレイボン・ブロメル選手は、陸上男子100mでオリンピック出場を決めたアメリカ代表の選手です。
アスリートのご両親のもとに生まれ、高校、大学と陸上での記録を多く残しています。
プロ転向後は、リオデジャネイロオリンピックへ出場を果たしました。
怪我もあり、思うような結果にはなりませんでしたが、東京オリンピックでは金メダル候補としてリベンジが期待されています。
ぜひ万全のコンディションで、メダルを獲得してほしいですね。活躍が楽しみです。